「レギュラーが終わったので、全て公開します!」
エイタパパさんから返ってきた回答を読んで、思わず「そこまで教えてもらっていいんですか」と言いたくなりました。
今回のテーマは、エイタ選手の“ベイブレード戦略”です。
※本記事・第2弾では、戦略編にふさわしい呼び方として、エイタさんのことを「エイタ選手」と呼ばせてください。
G1優勝をはじめ、大舞台で何度も上位まで勝ち上がってきたエイタ選手。
その中心にいたのが、長く使い続けてきたシャークスケイルでした。
ただし、「シャークスケイル1-50Rが強いから使っていた」だけで終わらせてしまうと、今回の話の一番面白いところが抜け落ちます。
名古屋G1優勝時は1-60L。
そこからLR、Rへ変わり、最終的に1-50Rへ。
さらに戦い方も、アタックベイだからといって毎回フルパワーで相手を飛ばしにいくわけではありません。
一投目は相手を見る。
取れるならスピンを取る。
追い込まれたときに、初めて全力で飛ばしにいく。
聞けば聞くほど、単純な「強いカスタム紹介」ではありませんでした。
第1弾では、G1優勝という夢を目標に変え、実戦と遠征を重ねてきたエイタ親子の4年間を紹介しました。
先に親子の歩みから読みたい方は、こちらからどうぞ。
今回はその続き。
なぜシャークスケイルだったのか?
なぜ1-50Rにたどり着いたのか?
なぜ一投目から全力で打たないのか?
そして3on3では、何を考えて3機を組んでいたのか?
エイタパパさんの言葉をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。
※最初に大事なこと
この記事は「シャークスケイルのカスタムは全員1-50Rにすれば正解」という内容ではありません。
大会環境、使う人のシュート、得意な戦い方によって答えは変わります。
今回は、エイタ親子が実戦を重ねる中でなぜこの形に行き着いたのかを紹介します。
なぜエイタ選手は「シャークスケイル」を選んだのか
まず気になるのは、そもそもなぜシャークスケイルだったのか。
エイタ選手は攻めるスタイルが性格にも合っていて、本人自身もシャークを好んでいました。
……と聞くと、「やっぱり相性とか愛着が決め手なのかな」と思います。
ところがパパさんの答えは、非常に分かりやすいものでした。
エイタの性格から攻める方が合ってると思ったのと、本人も好んでシャークを使いたがってたのがありましたが、1番は単純に強かった!
潔い(笑)。
ただ、ここからが重要です。
シャークスケイルを本格的に使い込む大きなきっかけになったのが、インフィニティスタジアムの登場でした。
セノッピーカップがすべてインフィニティスタジアムだったので、エイタに合うベイを模索してやはりシャークでいこうとなりました。
セノッピーでG1優勝できたのは、インフィニティをとことん研究し、インフィニティで試合する大会を調べ、遠征し実戦を繰り返して準備したからだと思います。
第1弾でも紹介した通り、エイタ選手は家でひたすら練習するタイプではありません。
大会へ行き、実際に戦って試す。
そして、そこで得た感覚を次の大会へ持っていく。
シャークスケイルも、机の上で「これが最強だ」と決めたのではなく、実戦の中でエイタ選手に合う形を探していったわけです。
1-60Lから1-50Rへ――勝っていてもカスタムは変わった
今回、個人的にかなり面白かったのがカスタムの変化です。
2026年G1大阪大会で、エイタ選手は最終的に「シャークスケイル1-50R」を採用しています。
その頃からのシャークスケイルのカスタム↓
セノッピー名古屋 1-60L
大阪 1-60L→1-60LR
GP予選大阪 1-60R→1-50R
と、環境により変えてきました。

ここ、かなり大事だと思います。
G1で優勝したカスタムや上位に入賞できたカスタムを、そのまま「完成形」にしていない。
普通なら、大きな大会で優勝できたカスタムは触りたくなくなります。
だって勝ってますからね。私ならたぶん神棚に置きます(笑)。
でもエイタ親子は、その後も変化し続けました。
大会環境が変われば、求めるものも変わる。
対戦相手が変われば、リスクの見え方も変わる。
そしてエイタ選手自身の戦い方も磨かれていく。
だから、勝ったカスタムを守るのではなく、勝つために必要なら勝ったカスタムも変える。
この検証を続ける姿勢が、その後の1-50Rにつながっていきます。
アタックなのに「スピンを取りにいく」――エイタ流シャークの基本戦略
ここからは、カスタム以上に面白い「戦い方」の話です。
シャークスケイル。
アタックタイプ。
となれば、イメージするのは「勢いよくぶつけて相手を飛ばす」ではないでしょうか。
もちろん、エイタ選手も必要な場面では飛ばしにいきます。
でも基本思想は、それだけではありません。
インフィニティでもエクストリームでも戦術は同じ。
アタックベイだが全てにおいてスピンを取りに行く!
ロッドでやる逃げる戦術と基本同じ。追い込まれたら攻めに転じる。
アタックなのに、まずスピンまで勝ち筋に入れる。
この発想が、エイタ選手のシャークを理解するうえで非常に重要です。
毎回「飛ばさなければ勝てない」と考えると、どうしても強いシュートを求めたくなります。
でもスピンでも勝てるなら、無理に大きなリスクを取りにいく必要はない。
スピンで取れるなら取る。
追い込まれたら、飛ばしにいく。
つまり、アタックを捨てたのではなく、アタックを使う場面を選んでいるんですね。
これは「シャーク=全力でぶつける」という一言では説明できない戦い方です。
なぜ一投目から全力で打たないのか
この考え方が一番分かりやすく出ているのが、エイタ選手の一投目です。
エイタのシャークでの基本戦術
一投目は様子見で強く打たない!
相手のベイがどれくらい強いか測る。ちなみに、相手がロッドなどの持久でも同じように様子をみます。
その後はスピンを取れる程度に力をいれて打つ!
追い込まれてはじめてフルパワーで飛ばしに行く!
最初の一投は、倒しにいくためだけの一投ではない。
相手を知るための一投でもある。
相手の回転はどれくらい強いのか。
どれくらいの力で打てばスピンまで取れるのか。
そこを見て、次のシュートを決める。
この考え方は、相手がウィザードロッドなどの持久型でも同じです。
「持久相手でも最初から飛ばしにいく」のではなく、まずは一投目で相手を見る。
そこから、スピンで取れるのか、攻めに切り替える必要があるのかを判断していきます。
パパさんは、ワンベイ2ポイント制でもこの戦い方を貫くエイタ選手に、
2ポイントだから一投目は様子をみなくていいよ!
と伝えることもあるそうです。
それでもエイタ選手は変えない。
ここには、自分のシャークならスピンでも戦えるという自信があるのでしょう。
この細かい親子の攻防戦。
自分を信じて最後まで自分のスタイルを貫き通す。
エイタ選手の芯の強さとそれに対峙するエイタパパ。
とても興味深い逸話ですし、レベルが高いなぁ…。で終わらせるにはもったいない話です。
ちなみに今回、エイタパパさんから実際の試合での「一投目」と「4投目」の動画も提供していただきました。
同じエイタ選手のシュートでも、何を狙っているかで打ち方はどう変わるのか。記事後半で2本を並べて見比べます。
「シュートパワーがすごい」は、少し違った
そしてもう一つ、意外だった話があります。
エイタ選手は「シュートパワーがすごい」と言われることがあるそうです。
ところがパパさんによれば、普段の試合では――。
実際には、普段試合では10,000を切るくらいでしかシュートしてません!
追い込まれても、10,000を少し越えるくらいです!
(MAXは13,000程しか出ません!もっとスゴいレギュラーっ子は沢山います)シュートの精度を保とうとするとレギュラーはそれくらいがベストと考えます。
もちろん、この数値をそのまま他の子の基準にする必要はありません。
大事なのは数字そのものより、「最大の力を出すこと」と「試合で勝つこと」は同じではないという考え方です。
では、なぜ力を抑えるのか。
シュートパワーを上げることで、反発で自分が飛んで行く可能性が上がるので、極力抑えて打つ。
そして自ら出ていく確率を下げる。
強く打てば、そのぶん相手を飛ばせる可能性は上がる。
一方で、自分自身が反発で飛んでしまうリスクも上がる。
だから「どれだけ強く打てるか」ではなく、「勝つためにどこまで強く打つ必要があるか」を見る。
実際、2026年G1大阪3位の準決勝では、この反発による自滅が現実に起きて敗れたとパパさんは振り返っています。
最大火力を出すことより、必要な火力を正確に使う。
エイタ選手のシュートを見ていくと、かなり理にかなった考え方が見えてきます。
なぜ1-50Rなのか――7-60も試した末にたどり着いた理由
では、この記事タイトルの本題です。
なぜシャークスケイル1-50Rなのか。
まず1-50は、同じシャークスケイルのブレード同士で戦うミラー対決を強く意識したカスタムでした。
シャークスケイルミラーを意識し、組んだものです。
低くすることで、飛ばされる確率を下げる。これかなり重要!
シャーク同士なら、お互いに強い打撃を持っています。
そこで高さを下げ、自分が飛ばされるリスクを抑える。
ただ、ここで一つ疑問が出ます。
スピンを取りたいなら、なぜ7-60ではないのか?
エイタパパさん自身も、そこは何度も試していました。
何故シャークのカスタムはスピンを取れる7-60ではないのか?
これも何度も試しましたが、リバース率、バースト勝率、スピン勝率、被オーバー率全て考慮して1-50に行き着きました。
ここが、このカスタムの一番面白いところだと思います。
ここで、記事確認後にエイタパパさんから補足をいただきました。
エイタパパさんによれば、一般的には7-60の方が良いとされています。
ただ、エイタ親子が実際に何度も試した中では、最終姿勢の保持も、スピン性能も1-50の方が良かったとのことでした。
だから1-50を選んだ理由は、単に「低くして飛ばされにくくするため」だけではありません。
リバース率、バースト勝率、スピン勝率、被オーバー率。
それらを実戦の中で見比べた結果、エイタ選手には1-50の方が合っていた。
バーストもある。
オーバーもある。
相手から飛ばされることもあれば、自分から出てしまうこともある。
「一般的にどちらが上か」ではなく、エイタ選手が実際に使ったときにどちらが結果につながるかを見る。
つまり、何か一つの性能だけを最大にするのではなく、起こりえるリスクを全て洗い出したうえで、いかに負けないか、試合全体で負ける可能性をどう減らすかを見ている。
その結果が、エイタ親子にとっての1-50でした。

では、なぜLRビットではなくRビットなのか
ビットについては、さらにシンプルです。
LRではスピンが取りにくいので、ビットはR!
ここでも戦略の軸は変わりません。
飛ばすだけではなく、スピンでも取れるシャークにする。
パパさんによれば、その年に出場した2つのG1大会では、シャークミラーで飛ばされたのは1回のみだったそうです。
もちろん、この結果だけで「1-50Rなら必ずミラーに強い」と断定することはできません。
ただ、エイタ親子が狙っていた「飛ばされにくくしながら、スピンでも戦える形」が、実戦でも機能していた一つの材料にはなります。
「このベイならスピンで負けない」――戦術を支えたベイへの信頼
ここまで読むと、一投目を抑える戦い方が簡単に見えるかもしれません。
でも、実際にはかなり怖いと思います。
相手が強く打ってくるかもしれない。
最初からポイントを取りに来るかもしれない。
そこで自分だけ力を抑えるには、前提になるものがあります。
この戦い方はミラー対決、アタック対決において絶対にスピン負けしないベイを作ることが大前提で、ベイとの信頼関係が成立しないとできません。
スピンは取れると思って臨むと、気持ちにも余裕ができます。
「ベイとの信頼関係」。
少し感覚的な言葉に見えますが、話を聞くとかなり論理的です。
何度も大会で使う。
ミラーを試す。
アタック相手も試す。
スピンでどこまで取れるか確かめる。
その経験があるから、試合中に「ここは無理に飛ばさなくても大丈夫」と判断できる。
つまり信頼とは、願掛けではありません。
何度も実戦で確かめてきた結果として持てる自信なんだと思います。
特にG1では、対戦相手も使用ベイも事前には分かりません。
だからエイタ親子は、特定の一つだけを対策するのではなく、対応できる幅を増やしていきました。
「何が来ればこうする!」と、すべてのベイを想定してシミュレーションし、「これが来ると苦手」というものをなくすことが大事です。
この考え方も、エイタ選手の勝負強さにつながっているように感じます。
G1の舞台で知らない相手と当たっても、そこで初めて考えるのではない。
「この相手ならこうする」を、できるだけ試合前に持っておく。
迷う時間を減らし、自分のベイを信じてシュートできる状態を作る。
そして、ここには第1弾で紹介した親子関係もつながってきます。
ベイはほとんど私が作り、エイタに託してます。
そのベイを信用してやってくれてるのも、親子の良い関係かと思います。
よく文句も言われますが…。
第1弾では、この言葉を「父が託し、息子が戦う」という親子の距離感として紹介しました。
技術面から見ると、さらに意味があります。
父が作ったベイを息子が信じられるから、そのベイを前提に戦術を組める。
カスタムと戦術と親子の信頼。
この3つが別々ではなく、つながっているんですね。
3on3はどう組んだ?基本は「2アタック+1ディフェンス」
ここまではワンベイのシャークスケイルを中心に見てきました。
最後は3on3です。
エイタ親子の基本方針は、かなり明確でした。
3on3は基本2アタック1ディフェンスでいつも組んでます。
本来考えていた構成は、こちら。

ただし、最後の大会ではロッドKを外しました。
理由は、試合中に自爆することがあったから。
そこで選んだのが、エイタ選手がシャークの次に好きだったグローリーワルキューレでした。
ロッドKは試合で自爆することがあったので、今回見送りし、エイタがシャークの次に好きで、何にでも対応できるグローリーを選びました!
ここでも面白いのは、単純に「一番強そうな3機」を並べているわけではないことです。
3on3では、1機だけで全部勝つ必要はありません。
3機の中で、それぞれに役割を持たせる。
そしてその場面で、1ポイントをどう拾うかも大事になる。

なぜグローリーにNrだったのか
グローリーについて、パパさんはこう説明しています。
グローリーのアタック軸は一発の力がスゴいですが、スピンでは勝てない。
この場での1ポイントは重要。
なので、アタック・守りどちらもできるNrを採用しました。
一撃だけに振り切るのではなく、試合の中で使える幅を持たせる。
これはシャークスケイルの考え方とも少し似ています。
シャークも「飛ばすだけ」にしていない。
グローリーも「一撃だけ」にしていない。
一つの勝ち筋しかない状態を、できるだけ作らない。
エイタ親子のデッキを見ると、そんな考え方が一貫しているように感じます。
実戦動画で比較|一投目と4投目でシュートはどう変わる?
ここまで、エイタ選手の戦い方について「一投目は相手を見る」「取れるならスピンで取る」「追い込まれたら攻める」と紹介してきました。
では、それは実際の試合ではどう表れるのでしょうか。
エイタパパさんから、2026年・西日本予選 G1大阪のベスト8で行われた同じ試合の「一投目」と「4投目」の動画を提供していただきました。
しかも今回、動画だけではなく、そのとき何を考えていたのかまで詳しく教えていただいています。
この試合の流れ
1投目:スピン勝ち
2投目:スピン勝ち
3投目:エクストリーム負け
4投目:オーバー勝ち
最初の2投で2-0とリード。
しかし3投目でエクストリームを決められ、2-3と一気に逆転されます。
一投目|まずは相手を見る
まずは一投目。
最初から最大の力で相手を飛ばしにいくシュートではありません。
まず相手を見る。
相手がどれくらい回るのか。
どの程度のシュートならスピンで取れそうなのか。
次の一投を決めるための情報を取りながら、それでも勝てるならスピンで取る。
実際、この一投目はスピン勝ち。
続く2投目もスピンで取り、エイタ選手は2-0とリードします。
3投目|不意打ちのエクストリームで2-3へ
ところが、ここから試合が動きます。
3投目。
エイタパパさんによれば、ここで不意打ちのエクストリームを受けます。
2-0だったスコアは、一気に2-3。
あとがない状況になりました。
そして迎えた4投目。
ここでエイタ親子は、相手がウィザードロッドで来ると読んでいたそうです。
選んだのは、シャークスケイル。
4投目|後がない場面で、攻めに切り替える
後がないが、ロッドを仕留めるには絶対的自信があった!
自分とベイを信じて、強シュートでオーバーで勝てました。
一投目と見比べると、同じシャークスケイルでもシュートの意図が大きく変わっているのが分かります。
一投目は、まず相手を見る。
でも4投目は違う。
2-3と追い込まれ、相手がロッドで来ると読んだうえで、ここは飛ばしにいくと決めて強く打つ。
そのシュートはオーバー勝ちにつながりました。
ここまで何度も出てきた、エイタパパさんの言葉。
「追い込まれてはじめてフルパワーで飛ばしに行く」
その意味が、この4投目を見るとかなり分かりやすいと思います。
並べて見ると、「弱く打つ・強く打つ」の比較ではない
この2本を並べて見ると、単純な「弱いシュート」と「強いシュート」の比較ではないことが分かります。
一投目には、一投目の役割がある。
相手を見る。スピンで取れるかを確かめる。
そして4投目には、4投目の役割がある。
相手を読み、勝ち筋を決めたうえで攻めにいく。
大事なのは、いつでも最大の力で打つことではない。
その一投で何をするのかを決め、そのために必要なシュートを選ぶ。
そして最後は、自分とベイを信じて打ち切る。
ここまで紹介してきたエイタ選手のシャークスケイルの戦い方が、この一投目と4投目にはかなり凝縮されているように感じます。
まとめ|1-50Rは「答え」ではなく、実戦を重ねた親子の結論
今回の取材を読む前。
「エイタ選手のシャークスケイル1-50Rを解説する」と聞けば、私はカスタムの性能を中心にした記事になると思っていました。
でも、実際に話を聞いてみると、もっと面白かった。
G1セノッピーCUP名古屋では1-60L。
そこからLR、R、1-50Rへ。
勝っていても変えた。
一般的には有力とされる7-60も、実際に何度も試した。
それでも、バースト、スピン、オーバーなど試合全体を考えて1-50へ行き着いた。
シュートも、最大パワーを出すのではなく、相手を見て必要な強さを選ぶ。
3on3でも、一発の強さだけではなく、3機それぞれの役割を考える。
そして、その全部の土台にあるのが実戦でした。
大会へ行く。
試す。
負ける。
変える。
また大会で試す。
シャークスケイル1-50Rは、最初から用意されていた「正解」ではありません。
エイタ選手のシュート、戦い方、対戦環境を実戦で確かめ続けた末に、親子がたどり着いた一つの結論です。
だから、この記事を読んで「じゃあ自分も全部1-50Rにしよう」で終わるのは、少しもったいない気がします。
むしろ持ち帰りたいのは、その手前。
自分はどう勝ちたいのか。
何に負けやすいのか。
どのくらいのシュートなら、一番正確に戦えるのか。
何が来たときに、どう戦うのか。
そこを何度も実戦で確かめる。
同じシャークスケイルでも、使う人が変われば答えは変わるかもしれません。
でも、「自分が迷わず戦えるベイを作る」という考え方は、多くのブレーダーにとってヒントになるのではないでしょうか。
第1弾で見えたのは、夢を目標に変え、その目標を行動に変え続けた親子の4年間でした。
今回見えたのは、その行動を一戦一戦の具体的な判断にまで落とし込んでいたことです。
「強いベイ」を探しただけではない。
エイタ選手が信じて、迷わず戦えるベイと戦い方を、親子で作り込んでいた。
私は、そこにエイタ選手の勝負強さを支えた大きな理由の一つがあるように感じました。
次回|エイタパパさん8問一答を原文で読む
第1弾では、エイタ親子が夢を目標に変えた4年間。
第2弾となる本記事では、シャークスケイル1-50R、シュート戦略、3on3を中心に「どう勝っていたのか」を掘り下げました。
そして第3弾では、今回の記事のもとになったエイタパパさんへの8問一答を、できるだけご本人の言葉のまま掲載します。
解説を通してから読むと、「この言葉はここにつながっていたのか」と、また違った見え方があると思います。
カスタムだけではなく、始めたきっかけ、2024年JCS東京の敗戦、遠征、親子の役割の変化、一番苦しかった時期、家族や岡山への思いまで。
エイタパパさん自身の言葉で、ぜひ読んでみてください。
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