本記事は、おまんじゅうキング選手に取材・インタビューさせていただいた内容を、インタビュー形式でまとめたものです。
あわせて、別記事で「点数(1点/2点/3点)」と「試合の組み立て」という観点から、考え方の全体像を整理した解説記事も掲載しています。
どちらから読んでも構いませんが、先に解説記事で全体像を整理してから本記事(インタビュー)に入ると、判断の背景や言葉のニュアンスまで追いやすくなるはずです。
なお、ベイブレードの環境は変化します。本記事は回答時点の考え方としてご覧ください。
Q1|ベイブレードXを始めたきっかけを教えてください。
A1
子どもの誕生日プレゼントに買ったのがきっかけでベイブレードに触りました。
はじめは息子だけ大会に参加したのですが、家から一番近い店(ミシマトイスさん)でオープンもやってるとのことだったので、親子で楽しもうと始めました。
爆転の初期の頃にベイブレードはやってましたが、Xのエクストリームダッシュや、さまざまな決まり手での得点など、爆転の頃とは全く違う要素に「初めてベイブレードをやる」ような感覚を覚えました。

Q2|エクストリームカップGP 2025(予選〜本選〜世界大会)でのデッキ構築と、最終的な判断の流れを教えてください。
A2
【東北予選】ワンベイ(ベイブレードの使用は1機のみ/4P先取のバトル)
• エアロペガサス 7-60R
• フェニックスウイング 1-60LR
• シルバーウルフ 9-60LO
環境的にエアロが多い環境でした。自分のシュートパワーとテクニックなら、エアロ対面なら勝てると思ってました。
また一方でウルフFBもまだまだ多かったので、フェニックスも相手を見ながら使っていきました。
1度だけウルフを使いましたが、選択ミスでした。ギリギリの試合になってしまいました。
【東北予選】3on3(ベイブレードの使用は3機/4P先取のバトル)
• エアロペガサス 7-60F
• フェニックスウイング 1-60LR
• ウィザードロッド 9-60R
持久軸の場合、相手が攻撃軸で来たと仮定したときに「+は1点、−は2or3点」となるため、使わずにいこうと決め、ウィザードロッド 9-60Rは対アタックでほぼ確実に1点取れる計算でした。
(※編集注:勝ちが1点、負けると2点以上を取られやすい=点数期待値の考え方の話)
エアロはF(フラットビット)でもフェニックスにはスピン取れるでしょう、ということでF(フラットビット)をはかせました。
おそらくロッド 9-60Rが刺さったと思ってます。
【本選トーナメント】
• フェニックスウイング 1-60LR
• エアロペガサス 3-60R
• ウィザードロッド 9-60B
2点、3点を取るためのフェニックス。
対エアロ 7-60Rに対してスピンが取れ、ロッドにも対応できるエアロ 3-60R。
1点の計算がしやすく、2点以上のリードがあれば仕上げでも使えるロッドB。
という構成でいきました。直前に出たブラストが強いとは思ってましたが、バーストしやすいことが分かっていたため採用しませんでした。
前日に行われたG2でも同じ構成の2軍デッキで優勝したので、たぶんGPも勝てると思ってました。
おそらくエアロ 3-60Rが刺さったと思います。
【WCS(世界大会)】
GPと同じデッキ。
みなさんが求めているものを考慮し、スケイルは使わずに「魅せる」フェニックスを使いました。
また超バランス個体だったので、スケイル、エアロにもスピン勝ちできると読んでました。
ロッドは海外勢には余裕勝ちできると思って変更しませんでした。
エアロは相変わらず、エアロ 7-60Rにミラー勝ちするために入れました。
(※編集注:「ミラー」は同系統対面を想定した話)
正直ワイバーンホバーはエクストリームスタジアムではフェニックス以下の評価でした。
海外のロッド 1-60Hには驚愕しました。

Q3|現在、ワンベイ/3on3では何を使っていて、採用理由は何ですか?
A3
ワンベイ
• シャークスケイル 1-60LO
• ワイバーンホバー 1-60K
リバース狙いの1-60は共通です。
スピンorオーバー狙いのスケイル、オーバー狙いのワイバーンです。相手に合わせて使い分けます。
どちらもエクストリームに入ると終わるので、やはり運要素は強いと思ってます。
3on3
• ワイバーンホバー 1-60K
• シャークスケイル 7-60LR
• エアロペガサス 3-60R
とにかく2点、3点を取っていくスタイルです。
インフィニティの3on3は1点の重みが少ないと思ってます。
Q4|ご自身の「強み・スタイル」と、うまくいかない時の立て直し方を教えてください。
A4
とにかく3on3においてはロッドが強い方が圧倒的にマウントが取れるので、そこは自信があります。
またスピン狙いのアタック、飛ばし狙いのアタックの使い分けで着実に点が取れると思っているので、3on3の勝率はかなり高いと思います。
スタイル的には1点ずつ重ねるスタイルだと自分では思ってます。
試合の中では、とにかく2点取れてればいつでも勝ちに繋げられるので、まずはそこを目指す。
2点取ったあとには落ち着いて4点まで重ねる、というマインドでやってます。
うまくいかなくても「2点取れれば」というマインドで切り替えてます。
そして2巡目は、どこで4点目に辿り着くかある程度逆算してます。
そして2巡目は、どこで4点目に辿り着くかある程度逆算してます。
ワンベイに関しては、現環境で全て持久で勝ち上がるメンタルは難しいので、場面を選んで使い分けてます。
Q5|エクストリームカップ後に、何か変わったと感じる点はありますか?
A5
とにかく知名度が上がったと思います。ベイブレードを今までよりもいろいろな人達と楽しんでいきたいなと思います。
また、より多くの人にベイブレードを楽しんでもらえるよう、この立場になったからこそできることをやっていきたいと思います。

最後の一言
世界大会では多くの人の応援が本当に力になりました!こんな経験がこの歳でできるなんて思ってもみませんでした。
今度はみなさんにボクができる恩返しを少しずつしていけたらいいなと思います。いつでもお声がけください♪
それから、とにかくベイブレードを楽しみましょう!ベイブレード、勝っても負けても最高です!
いかがだったでしょうか?
以上がおまんじゅうキング選手のインタビューの全容です。
解説記事では、本インタビューの内容をもとに「点数(1点/2点/3点)」と「試合の組み立て」という観点から、判断の考え方を整理しています。あわせて読むことで、インタビューの内容もより立体的に追いやすくなるはずです。
おまんじゅうキング選手のX(旧Twitter):こちら
また、エクストリームカップ2025全体の流れや採用傾向を整理した記事も同時公開しています。
おまんじゅうキング選手の深い洞察と照らしながら、予選から本戦トーナメントに至る中で、何を考え、何を変えたのか?
採用率をベースに考察した内容となっています。
この記事が、自身の今年の振り返りと、来年の大会に向けた戦略構築の一助となれば幸いです。
記事公開後、読者の皆様からの質問に追加で答えていただきました。
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