本記事は、Go for Beyチームへの取材回答(MGr選手/とんちゃん選手のQ&A)と、両選手のX投稿(引用許可をいただいた範囲)をもとに、「2人がチームを勝たせた“機能(役割)”」と「強さの背景(責任感/支え/判断)」を、初心者にも持ち帰れる形で整理した解説記事です。
先に解説で全体像を把握してから、Q&A原文(インタビュー)を読むと、言葉の背景やニュアンスまで追いやすくなるはずです。
なお、環境や流行は変化します。
本記事は回答時点の記録としてご覧ください。
まだ「Go for Beyチーム編(解説)」を読んでいない方は、先にこちらから読むと“2人の人間力/役割”がより掴みやすくなります。
- 大舞台でブレない人がやっている「負ける要素を減らす準備」(心技体の整え方)
- TEAM BATTLEの「次鋒」が勝敗を動かす理由:情報・流れ・展開づくり
- “ピンチを救う”は気合じゃない:経験から生まれた想定と役割
- 強さの裏側にある「支え(家族/仲間/地域)」が、攻めのメンタルを作る
- はじめに:チーム編の“伏線回収”──先鋒(ウメダ選手)が爆発できたのは、後ろの2人が「機能」していたから
- 結論:2人は“勝てる空気”を作った。MGrは「土台」、とんちゃんは「歯車」
- MGr選手:大将の強さは「技術」だけじゃない。“負ける要素”を削る準備が、背中を作る
- とんちゃん選手:次鋒の強さは「情報×判断×鼓舞」。チームを回す“歯車”は、地味に見えて一番難しい
- 2人の噛み合わせが“先鋒の爆発”を回収する:土台(MGr)×歯車(とんちゃん)=攻め続けられる
- 初心者でも持ち帰れる:チーム戦(3on3)で効く“技術以外”の3つ
- ここから先は「原文」でしか伝わらない:2人の言葉の温度
- 次回予告:ウメダ選手編で、“爆発の背景”を言葉で回収します
- 編集後記:MGr選手・とんちゃん選手へ感謝/原文はこちら
- 【期間限定】GP2026 TEAM BATTLE本戦 | 採用パーツ100円割引セールのお知らせ
はじめに:チーム編の“伏線回収”──先鋒(ウメダ選手)が爆発できたのは、後ろの2人が「機能」していたから
チーム編(解説)では、Go for Beyの強さを「設計(役割/信頼/準備)」として整理しました。
そして、映像で一番派手に見えるのは、やはり先鋒(ウメダ選手)の爆発力(連勝)でした。
でも、取材インタビューを読み込むほど、結論は逆向きに見えてきました。
「爆発」そのものが強さの正体ではなく、“爆発を許す土台”が先にあった。
その土台を担っていたのが、今回深掘りするMGr選手(大将)ととんちゃん選手(次鋒)の2人です。
結論:2人は“勝てる空気”を作った。MGrは「土台」、とんちゃんは「歯車」
2人の言葉を、チーム戦の機能として要約するとこうなります。
- MGr選手:
「どんな状況でも自分が3タテする」と思わせる土台(安心)
=チームの安定装置 - とんちゃん選手:
先鋒の情報を受けて流れを切り、展開を作る歯車(判断)
=チームの変換装置
この2つが揃うと、先鋒は守りに入る必要がなくなる。
「勝ちにいく一手」を出し続けられる。
だからこそ、映像で“爆発”が見えた。──この順番です。

MGr選手:大将の強さは「技術」だけじゃない。“負ける要素”を削る準備が、背中を作る
MGr選手が、とんちゃん・ウメダ選手から絶対的信頼を受けていたことが、インタビュー中で幾度も言葉として表現されていました。
大将は、勝ち筋の最後。
だからこそ、強さの正体は「上手い」だけでは成立しません。
勝たなきゃいけない日に、勝てる自分でいられる。
その“作り方”──MGr選手の言葉に残っていました。
「負ける要素を減らす」──心技体を最高に持っていく
どんなに強いブレーダーでも、その日の運も味方につけないと勝てないので、負ける要素をなるべく減らすべく、心技体を最高の状態に持っていくように意識しました。
この一文が、今回のMGr選手の核です。
「運も必要」だからこそ、運以外を削る。
つまり、自分でコントロールできるものは全部整えるという思想。
✅MGr選手の“勝たなきゃいけない日”ルーティン(原文)
12時前に寝る → 起きる → ラジオ体操 → ランニング(3kmくらい) → お風呂 → 朝ご飯(カツ系)
※「ベイブレードでこれをやったのははじめてでした」
ここ、めちゃくちゃ重要です。
精神論の「気合」ではなく、再現できる手順として整えていました。
「背中で支える」──“3タテするから大丈夫”と思わせる
2人が安心して打てるように、どんな状況であっても自分が3タテするから大丈夫と思わせることでしょうか。
これが、チーム編で言った「信頼の置き場所」の正体です。
“言うだけ”だと空回りします。
でも、前段の「心技体の準備」があるから、この言葉が重くなる。
準備で背中を作り、背中で仲間を攻めさせる。
チーム戦で一番強い“精神的な装置”です。
日ごろから、背中で見せてきたからこそ、当日も、いつもと変わらず、MGr選手が”装置”として機能できた。
そう考えるのが自然です。
Giveの原点──新潟の熱を「参加者が増える形」に変換している
MGr選手は、とんちゃん・ウメダ選手同様に、新潟のベイブレードイベント/大会に関わる側(運営)としても動いています。
特に、景品づくり(ブレード/グリップ塗装)は、時間も労力も取られるし、成果が表に出にくい。
正直、普通なら「できれば避けたい」側の仕事を率先して取り組まれています。
だからこそ、その“Give”の原動力を聞いた、MGr選手の答えが印象的でした。
(Giveの原動力は)A、Bですかね。
少しでも景品が欲しいと思ってもらって、参加する人が増えれば嬉しいです。※A=新潟のため、B=仲間のため。
この「A、B」は、さらっとしているようで重いです。
どちらか一つじゃなく、両方が同時に入っている。
そして一番刺さったのは、理由が“気持ち”で終わっていない点でした。
ベイブレードを通じて、新潟を盛りあげたい。
「景品が欲しい→参加者が増える」という具体の設計に落としている。
この、MGr選手の無償のGiveが、単純なベイブレードの技術だけでなく、“人間力”として、そして、チームの屋台骨として機能したのではないか。
だからこそ「新潟の総合力」は、抽象的じゃなくて、こういう“具体の積み重ね”により厚くなっていったのではないか。
そう感じました。
そしてもう一つ。
この“Giveの姿勢”は、地域だけでなくチームにも反転しているはずです。
表に出にくい仕事を率先して背負う人がいると、周りは「安心して自分の役割に集中」できます。
だから、Go for Beyのチーム戦でも、大将としての信頼が成立した。
――この“背中”が、チーム内の安心材料になっていたのではないでしょうか。
家族への感謝──“勝つ意味”を、日常に戻している
優勝直後のコメントで、最初に出てきたのが「家族への感謝」でした。
勝利の瞬間を“競技の中だけ”で完結させず、いちばん身近な日常へ戻している。
ここに、MGr選手の強さの根っこが見えた気がします。
子どもが生まれてからは基本的にベイは平日にやれないんですが、大会前には練習に行かせてくれて、勝利の御守りもくれたり、大会当日も応援に来てくれたので、まずは妻と娘かなと。
(中略)日本一になれたことは、この先の人生でも大きな自信に繋がると思います!
ここで刺さったのは、「勝った」ことを自己満足で終わらせず、人生の自信へ接続している点でした。
だから背負える。だから整えられる。
だから、あの大舞台でも“締める役”を担える──そんな筋の通り方を感じます。
そして、前章の「Give」の話にもつながります。
いちばん身近で支えてくれた人への感謝が、まず言葉になる。
その姿勢があるからこそ、新潟のため/仲間のために“表に出にくい仕事”も背負えるし、結果としてチームに安心を配れる。
大将として信頼される理由は、技術だけじゃなく、こういう“日常に根ざした背中”にもあるのだと思いました。
とんちゃん選手:次鋒の強さは「情報×判断×鼓舞」。チームを回す“歯車”は、地味に見えて一番難しい
次鋒は、映像で一番“説明されにくいポジション”です。
でもTEAM BATTLEは2pt先取。流れが一気に変わる。
だからこそ、次鋒は「試合の流れを整える役」になりやすい。
自分の役割は「歯車」──情報を受けて、勝ち筋に変換する
MGrさんを「大将」、ウメダを「火力」と位置づけるのであれば、自分の役割はチームをうまく回すための「歯車」だと思います。
(中略)バトルにおいては、ファーストブレーダーであるウメダのバトルから得られた情報を元に相手のカスタムやシュートの癖を見て、自分のシュートや立ち回りを選択し勝利につなげること、仮に自分が負けたとしても、大将のMGrさんが勝ち筋を通しやすい展開づくりをすることが仕事だと思います。
これ、次鋒の“やること”を言語化し切っています。
特に刺さったのはココ。
「負けても、大将が勝ち筋を通しやすい展開づくり」
勝つことだけが仕事じゃない。
チームとして勝つために、展開を作る。
この視点があるから、チームが崩れない。
- 情報を拾う:先鋒のバトルから、相手の癖/カスタムの意図を読む
- 流れを切る:相手の勢いを断つ(勝っても負けても“展開”を作る)
- 勝ち筋を通す:大将が勝ちやすい盤面に寄せる
「ピンチを救うプレー」──過去の“大将経験”が、言葉の具体になっていた
公式Youtubeの予告動画での、とんちゃん選手のコメントで印象的だったのが、
「ピンチを救うプレーを」という言葉。
これ、カッコいいだけじゃなく、ちゃんと“経験”から出ていました。
エクストリームスタジアムを使用したチームバトルでは、私がウィザードロッドを使って大将を努めることが多かったこともあり、戦況によってはロッド1本で3人を相手しなければいけないこともあったことから、出た言葉だと思います。
GP予選の時であれば、私はセカンドブレーダーでしたので、セカンドブレーダーとしては、相手の流れを止めて、逆にチームにいい流れを呼び込むプレーを心がけていたと思います。
つまり、とんちゃん選手の「ピンチを救う」は、精神論じゃない。
「戦況によって自分が背負う」を経験しているから、想定が具体的でした。
そしてGPでは、その経験を次鋒の仕事へ“変換”していました。
声掛けが“チームの温度”を整える──「好きにやっちゃっていいよ」の意味
試合中の声掛けも、熱い。
ただの励ましではなく、先鋒の爆発を“止めない”ための言葉になっています。
GP当日のウメダは、準々決勝から相手を3タテするなど普段にも増して勢いがあったので、そのまま伸び伸びとしたプレーができるように、「俺たちのことは気にせず、好きにやっちゃっていいよ。」というような声掛けをしていました。
この一言が象徴するのは、チーム編で言った「信頼があるから攻められる」の中身です。
先鋒が背負いすぎないように、次鋒が背負ってあげている。
これが“緩衝材(バランサー)”としての強さだと思います。
「新潟最強を証明」──あの言葉は煽りじゃない。“顔と風景”が浮かぶ言葉だった
決勝前の「新潟最強を証明」。
この言葉が刺さった理由は、根拠が“人”に繋がっていたからです。
GP出場が決まってから一緒に練習してくれた仲間たちや、地元や現地で応援してくれている仲間の顔を思い浮かべていました。
自分たちの優勝を信じて応援してくれる人がいる中で、自分が弱気になって日和った(ひよった)ことを言ってはいけないという気持ちもあり、あのような言葉が自然と出たのだと思います。
さらに、とんちゃん選手は“環境”としての新潟も言語化しています。
大会数、動画投稿者、S1大会運営――全部「強さの土壌」になっている。
- 大会が多い → 大会慣れしているブレーダーが多い
- 発信者が多い → レベルが可視化され、研究が回る
- 運営が強い → 毎月“実戦”が積める(S1で9〜10勝が必要)
「新潟最強」は、煽りではなく、積み上げた環境と人への敬意として聞こえた。
ここが、とんちゃん選手の言葉の重さです。
折れなかった支え──“背中を任せられる仲間”と“寄せ書き”
正直これが個人戦であれば、心のどこかで「自分には無理かもしれない。」と諦めてしまっていたかもしれません。
そうならなかったのは、背中を任せられるチームメイトの存在があったからです。また、GP開催1週間前のXTREME NIIGATAのイベント中に、新潟のブレーダーさん達からサプライズで寄せ書きをいただきました。
(中略)そのひとつひとつが励みになりました。
ここが、チーム編で言った「技術以外で読者が持ち帰れる部分」の核心です。
支えがあるから折れない。折れないから攻められる。攻められるから勝ち筋が通る。
この循環を、言葉で残してくれています。
2人の噛み合わせが“先鋒の爆発”を回収する:土台(MGr)×歯車(とんちゃん)=攻め続けられる
ここまでの話を、チーム戦の構造に戻して整理します。
- MGr選手:準備で背中を作る → 「3タテするから大丈夫」を成立させる
- とんちゃん選手:情報を拾う → 流れを切る → 展開を作る(先鋒を自由にする)
- 結果:先鋒が守りに入る必要がない → “勝ちにいく一手”を出し続けられる
「チームの総合力」って、こういう具体の積み重ねなんだと思います。
派手な勝ち方の裏に、地味で強い“設計”がある。
そして今回の2人は、その設計を、言葉で残してくれました。
初心者でも持ち帰れる:チーム戦(3on3)で効く“技術以外”の3つ
- ①「負ける要素」を削る:
本番で強い人ほど、当日の自分を作っている(睡眠・体・ルーティン) - ② 次鋒は“情報係”であり“流れ係”:
勝つ/負けるだけじゃなく、展開を作る仕事がある - ③ 支えはメンタル論じゃない:
背中を預けられる仲間/応援の実感が、攻めの判断を可能にする
ここから先は「原文」でしか伝わらない:2人の言葉の温度
解説で構造は整理できます。
でも、“言葉の温度”は、原文でしか受け取れません。
解説で「なるほど」と理解したあとに原文を読むと、MGr選手・とんちゃん選手の人間力から、チームへの想いまで、そのまま伝わるはずです。
このあと、ぜひ原文インタビューもセットでご覧ください。
- MGr選手:「運も必要」だからこそ、運以外を整えるという思想
- とんちゃん選手:「ピンチを救う」が“経験から具体化”されているところ
- 新潟最強:煽りではなく、顔と風景が浮かぶ“覚悟の言葉”になっているところ
次回予告:ウメダ選手編で、“爆発の背景”を言葉で回収します
次回は、いよいよ、今大会のMVPとも言える活躍を果たした、Go for Beyの先鋒、ウメダ選手を個別に深掘りします。
原点(爆転世代)から、両立の考え方、応援の距離感、そして女性大会(入口づくり)まで。
「なぜあの日、振り抜けたのか?」を、本人の言葉で回収します。
編集後記:MGr選手・とんちゃん選手へ感謝/原文はこちら
改めて、ご多忙の中でここまで具体的に共有してくださったMGr選手・とんちゃん選手に感謝申し上げます。
本記事が、チームバトル戦に興味を持った方や初心者の方にとって「強さの背景(役割・支え・判断)」まで見えるきっかけになれば嬉しいです。
感想や「ここが刺さった」など、無理のない範囲でXやInstagramでコメントいただけると嬉しいです。
【期間限定】GP2026 TEAM BATTLE本戦 | 採用パーツ100円割引セールのお知らせ
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事を読んで、環境パーツを購入したくなった皆様へ朗報です。
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