本記事は、⑬まさまさ様(13-ミナト選手のお父さま)・お母さまに取材・インタビューさせていただいた回答と、X投稿(引用許可をいただいた内容)をもとに、「13-ミナト選手が強い/弱い」の話ではなく、親子で“好き”を守りながら応援するための考え方・判断の順番・関わり方を、初心者でも持ち帰れる形に整理した解説記事です。
先に解説で全体像を把握してから、Q&A原文(インタビュー)を読むと、言葉の背景やニュアンスまで追いやすくなるはずです。
なお、ベイブレードの環境は変化します。本記事は回答時点/投稿時点の記録としてご覧ください。
- 子どもが「やめたい」と言ったとき、親が先に見るべきもの(勝ち負けより“空気”)
- 勝てなくて苦しいときの立て直し——合言葉は「よく頑張った」
- 続けやすい環境づくり:リビング常設/仲間/遠征は観光セット
- 「教える」と「任せる」の線引き:親子で納得できる役割分担の作り方
- 公式が掲げる「もう、遊びじゃない」の先に、当店(ベイ専Hobby)が残したい“趣味としてのベイブレード”
- はじめに:答えは断定しません(親心も否定しません)
- 「もう、遊びじゃない。」——でも、当店(ベイ専Hobby)は“スポーツの先”まで行けると思っている
- ミナトくんが「やめたい」と言った日——勝ち負けが“家の空気”を変える
- ここで重ねたい言葉:「趣味としての●●は…消したくない」
- 立て直しの合言葉は「よく頑張った」——勝率が上がったのは、その後だった
- 続けやすい環境づくり:ルールで縛るより、試したくなる場所を作る
- 「教える」と「任せる」:カスタムは一緒、調整は“裏方”として支える
- 目標の置き方:G1は8〜9戦。“一本調子”じゃ勝ち上がれない
- (回収)「やめたい」は終わりじゃなく、“好き”を守るための合図だった
- まとめ:強さは技術だけじゃなく、関わり方に宿る
- 編集後記
- 関連動画【公式】ベイチューブ|BEYBLADE Channel
- 関連X投稿集(あとで読みたい方向け)
はじめに:答えは断定しません(親心も否定しません)
この記事は「この声かけが正解」「この関わり方が最強」みたいな答えは出しません。
家庭の状況も、子どもの性格も、目標も、熱量も、全部違うからです。
その代わりに、⑬まさまささんご家族の言葉から見える“判断の順番”を拾って、読者が自分の家庭に合わせて選べる状態に近づくことを目指します。
そしてこれは、子どもがいる/いないに関係なく読める話でもあります。
たとえば、仕事で部下や後輩を支えるとき、家族やパートナーとすれ違ったとき、友人との距離感に悩んだとき。
「相手を一人の人として扱う」「結果よりプロセスを見る」「立て直すために言葉を選ぶ」―そういう場面にも、そのまま持ち帰れるはずです。
ただし、温度は落としません。
読んだあとに「よし、もう一回向き合ってみよう」と思える“芯”だけは、ちゃんと持ち帰ってもらいたいです。
ここから先、この熱量を保つために、あえて、”⑬まさまささん”のことを、”まさまささん”。”13-ミナト選手”のことを”ミナトくん”という呼称で書かせていただくことをお許しください。
「もう、遊びじゃない。」——でも、当店(ベイ専Hobby)は“スポーツの先”まで行けると思っている
ベイブレードXの公式は、ポータルサイト内「ベイブレードはスポーツへ」で、次のようなメッセージを掲げています。
ベイブレードはスポーツへ。
BEYBLADE X それは、スポーツへ向かうベイブレード。…(中略)…もう、遊びじゃない。GEAR SPORTS
出典:タカラトミー公式「BEYBLADE X ポータルサイト」内『ベイブレードはスポーツへ』(最終閲覧日:2026年1月25日)
私はこの理念、本当に素晴らしいと思っています。
ベイブレードXがスポーツへ向かう——これは大前提として、間違いなく進んでいると感じます。
ただ、ここで私が提言したいのは否定ではなく“その先”です。
遊び → スポーツで終わらせず、スポーツと趣味が融合した体験まで行ける。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、親子関係や人間関係、人生の楽しみ方まで含めて、ベイブレードにはまだ伸びしろが大きいと思っています。
…で、その“先”を見せてくれたのが、今回のインタビューでした。
ミナトくんが「やめたい」と言った日——勝ち負けが“家の空気”を変える
まさまささんは、正直にこう語ってくれました。
店舗大会で少し勝てる様になって来た頃から、私達親の勝ち負けへのこだわりが膨れ上がりました。
その頃は勝っても当たり前、負けたらミスを責める様な最悪の親子関係だったと思います。ミナトから「勝った時は喜んでくれるから嬉しいけど、負けると怒られるからつらい。
もうやめたい」と言われた時は、息子の勝利見たさに追い詰めていた事を思い知らされました。
この話、刺さる親御さんは多いと思います。
親は応援してるつもりなのに、気づけば勝ち負け中心の空気になってしまう。
そして難しいのが、親の期待や焦りって、言葉にしなくても空気として伝わってしまうことがある、という点です。
悪気がないからこそ、あとから気づいて胸が痛くなる——そんな場面もあります。
ここで重ねたい言葉:「趣味としての●●は…消したくない」
ここで、別競技の話を少しだけ。
大谷翔平選手の言葉で、個人的に刺さった言葉がありました。
「趣味としての野球は、やっぱ消したくない。」
引用:NHKスペシャル『メジャーリーガー大谷翔平2025 二刀流復活と連覇』(NHK総合、2025年12月28日21:00放送)
トップの世界にいる人でも、「好き」「楽しい」「趣味」みたいな根っこを手放したくないと言う。
むしろ、そこが消えると続けにくくなるし、伸びにくくなる。
だから私は、ミナトくんの「やめたい」は“弱さ”ではなく、「好き」を守るためのSOSにも見えました。
(ここではまだ言い切りません。後で回収します。)
- 子どもの「やめたい」は、技術より先に空気(家庭)の問題かもしれない
- 親の熱は悪じゃない。でも置き場所を間違えると、子どもが先に消耗する
- 立て直しは、技術より先に言葉でできる(次章で具体化します)
立て直しの合言葉は「よく頑張った」——勝率が上がったのは、その後だった
まさまささんご家族が選んだ再スタートは、派手じゃない。
でも、いちばん強い形でした。
そこでミナトに謝罪して話し合い、マイペースでなにより楽しく!をモットーに再スタートを切りました。
その頃からは勝っても負けても「よく頑張った」としか声掛けしてないですかね。
勝率が自然と上がっていったのもこの頃からです。
ここ、順番が大事です。
勝率を上げるために“楽しく”に戻ったんじゃない。
“楽しく”に戻したら、結果として勝率が上がっていった。
※編集メモ
「やめたい」が出た時点で、もう手遅れ…じゃない。
むしろ、そこがやり直しの入口になることもある。
この話が、同じように悩む親御さんの“救命ボート”になればと思っています。
続けやすい環境づくり:ルールで縛るより、試したくなる場所を作る
「親子で続ける工夫は?」の答えは、意外とシンプルでした。
ママも含め家族で取り組んでいるためリビングにスタジアムが常設されている環境です。思い立ったらすぐ試せる環境はありがたいですね。
これ、めちゃくちゃ強いです。
「練習しなさい」より先に、「試したい」が出る。
努力が“気合”じゃなく、“生活”に溶けていく。
そしてこの「思い立ったらすぐ試せる」は、環境の話であると同時に、ご家族(特に奥様含む)の理解と協力があって成立しているんだろう。そう感じました。
スタジアムがそこに置けること自体が、もうチームプレーですよね。
さらに、モチベの話も現実的でした。
ミナトはたくさんの仲間と会って遊ぶことが店舗大会の楽しみになってます。…遠方への遠征では観光等とセットで楽しむ様に心掛けています。
“勝つためだけ”に寄せると、親子どっちかが先にしんどくなる。
だからもう一つの楽しみ(仲間/観光/思い出)を最初から混ぜておく。
こういう“余白”があると、続けること自体がちょっとラクになるし、結果的に長く楽しめるんだと思います。
「教える」と「任せる」:カスタムは一緒、調整は“裏方”として支える
ここ、今回の取材の“肝”のひとつだと思っています。
親が前に出るんじゃなくて、裏方として精度を上げる形。
コマのカスタムはミナトと2人で考えています。…(中略)…コマの調整は親の仕事です。…カスタムは2人で、調整は私ひとりで行なっています。
この役割分担が、すごくいいなと思いました。
子どもの主体性(選ぶ)は守りつつ、親は再現性(整える)で支える。
もちろんこれは「絶対こうすべき」という話ではありません。
ご家庭によっては、子どもさん自身が調整までやる方が合うこともあります。
大事なのは、子どもの主体性が消えない形で、(家族の中で)誰がどこを担うと楽しく続くかを、親子で納得して決めていくことだと思います。
- 親が“監督”になるんじゃなく、同じチームの裏方として関われる
- 子どもを「教える対象」ではなく、親子で一緒に戦う“チームメイト”として見られる
- 勝ち負けの先に、信頼関係が残る(ここが一生もの)
目標の置き方:G1は8〜9戦。“一本調子”じゃ勝ち上がれない
強くなる話をすると、つい「練習量!」で終わりがち。
でも、まさまささんの話は「頑張る量」より先に、 “勝ち上がるための作戦と準備の組み立て方”が語られていました。
G1は優勝まで8〜9戦するのが普通なので一本調子ではなかなか勝ち上がれず、広く対応出来るベイと作戦が必要かと思います。…それでいてその日一番強運であることが条件です。
ここ、初心者にも刺さるヒントがあります。
「全部を完璧にしよう」としない。
勝つための作戦と、運の要素を最初から織り込む。
そしてこの“設計”は、カスタムにも表れていました。
GP本選で悩み抜いたカスタムは、一見すると「ん?」となる組み合わせだったそうです。
でもそれは、奇をてらったのではなく、全方位に対応するために、親子でトライ&エラーを積み重ねてたどり着いた形でした。
※GP本選で採用したデッキ構成
・エアロペガサス7-60R
・ワルキューレブラストW9-70FB
・ウィザードロッド7-70LR
「トライアンドエラーを何時間も繰り返してたどり着いたものです。」
ここが、当店が提言した「スポーツの先」の入口でもあると思っています。
勝つための技術だけじゃなく、親子で一緒に考えて、試して、失敗して、また笑って戻ってくる。
そのプロセス自体が、すでに体験として強い。
そして親の言葉がリアルです。
親にできる事は出場回数を増やすことですかね…大変ですが一番楽しませてもらっているのは親なので頑張るしかないですね。
ここは無理を推奨したいわけじゃありません。
ただ、親も一緒に楽しんでいるからこそ出てくる言葉だな、と感じました。


決勝戦、ブレードが完全ミラー(アシストブレード以外)の中、ミナトくんのシュート技術もさることながら、全方位に対応するための選んだ、ラチェット・ビットの組合せが印象的です。
(回収)「やめたい」は終わりじゃなく、“好き”を守るための合図だった
ここまで読んで、最初に触れた「趣味としての〜」の話が、少しだけ地続きに見えてきたかもしれません。
ミナトくんの「やめたい」は、負けたからだけじゃない。
“好き”が置き去りになった空気の中で、心が苦しくなったから。
そして家族が話し合って、“楽しい”に戻したら、結果として強さにも繋がっていった。
答えは簡単に言えません。
でも、この記事が「うちも一回立ち止まっていいんだ」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
まとめ:強さは技術だけじゃなく、関わり方に宿る
この記事で一番伝えたいのは、「勝てる構成」ではありません。
子どもを”対等な相手”として尊重して、“好き”を守るように応援する。
簡単じゃないけれど、ベイブレードにはその学びが詰まっている——私はそう確信しています。
そして、その土台にあるのは「強くする」以前の姿勢でした。
まさまささんは、家庭で大事にしていることとして、こんな言葉も残しています。
あと、立場や年齢、また色々な意味で弱い人間に優しくする様に教育しています。
勝ち負けの話に見えて、実は「人との向き合い方」の話でもある。
だから、ベイブレードの場面だけじゃなく、日常の会話やふるまいにもつながっていくんだと思います。
その延長として、まさまささんは「家族でよく話すこと」も大事にされていました。
勝ち負けの外側で、ちゃんと話して、整えて、また戻れる。
この“戻り方”が、親子を強くしていくのかもしれません。
そして印象的だったのが、ミナトくん本人の言葉です。
エクストリームカップ GP 2025 日本一になったときの最後のインタビューで、こんなコメントを残していました。
去年は負けてしまったけど、今回、優勝できてとてもうれしいです。
(今の気持ちを誰に伝えたいとかありますか?の質問に対してー)
チームメンバーと応援してくれたみなさま。
世界一位取ります。
悔しさを隠さず、喜びを言葉にして、先に支えてくれた人への感謝を置く。
そして次の目標をまっすぐ言う。
まさまささんの教育方針(優しさ・敬意)と、ミナトくんの言葉の温度が、ここで綺麗に重なった気がしました。
そして、この学びはベイブレードに限りません。
相手を一人の人として見る、結果よりプロセスを認める、否定せずに立て直す、“好き”を消さない。
親子でも、仕事でも、人間関係でも、たぶん同じところでつまずいて、同じところで救われます。
だからこそ、ベイブレードXは「スポーツ」だけで終わらず、スポーツの先まで行けると思っています。
あわせて、Q&A原文(インタビュー)も掲載しています。
解説を読んだあとに原文へ行くと、言葉の温度がさらに伝わるはずです。
編集後記
このたび取材にご協力くださった、⑬まさまさ様ご家族、本当にありがとうございました。
つまずいた話まで含めて共有してくださったことが、同じように悩む親御さんの支えになると思っています。
感想や「ここが刺さった」など、無理のない範囲でXやInstagramでコメントいただけると嬉しいです。
関連動画【公式】ベイチューブ|BEYBLADE Channel
13-ミナト選手のことを知りたい方はコチラがおススメ。
ベイチューブ|BEYBLADE Channel の動画を見たい方はこちらからご覧いただけます👇
出典:ベイチューブ|BEYBLADE Channel 「【BEYBLADE X】出場選手決定!レギュラークラス 8月3日 エクストリームカップ GP 2025」
出典:ベイチューブ|BEYBLADE Channel 「【公式】日本一のブレーダーが決定!X-TREME CUP GP 2025【完全解説版】」
関連X投稿集(あとで読みたい方向け)
本文中では流れを優先して、関連ログは最小限に留めました。
まさまささんの考え方や、親子の空気が伝わる投稿をいくつか紹介させてもらいます。
日本代表の2人
遠征×観光(“もう一つの楽しみ”)
日常の“対等さ”(ベイブレード以外にも出てるやつ)
最後までお読みいただきありがとうございます。
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