【原文インタビュー】ベイブレードX大会運営の原点|きっそさんが語る新潟の土台づくり

ベイブレードX大会運営の原点を語る、きっそさんインタビュー記事のサムネイル 選手特集

本記事は、GP2026 TEAM BATTLEで見事日本一に輝いたGo for Beyチーム特集の番外編でお話を伺った、XTREME NIIGATA代表・きっそさんへの取材内容を、あらためてインタビュー形式(原文)でまとめたものです。

きっそさんは、「新潟の土台」をゼロから作ってきた人です。
今回は特に、番外編でお伝えしきれなかった、新潟で大会や練習会を立ち上げた背景活動を続ける原動力今後の目標、そしてこれから大会を開きたい人へのアドバイスを中心に掲載しています。

まず全体像をつかみたい方は、先に解説記事から読むのがおすすめです。
ベイ専Hobbyなりの視点で、きっそさんが作ってきた「新潟の土台」や、大会運営で大事にしている考え方・実務のヒントを整理しています。
そのうえで本記事(原文)に入ると、きっそさんの言葉の重みや背景が、より伝わりやすくなるはずです。

なお、Go for Beyの3人について伺ったご回答は、本記事のQ2では要点のみ案内し、詳しくは別記事の番外編に掲載しています。
「新潟最強」の輪郭まで追いたい方は、Q2からあわせてご覧ください。

なお、地域大会の運営環境や参加者層、会場事情は地域ごとに異なります。
本記事は回答時点の経験と考え方としてご覧ください。

Q1|新潟で大会(練習会/S1)を開こうと思った背景・想い

新潟で練習会やS1大会を運営し続けるのは、正直、簡単じゃないはずです。
きっそさんが「大会を回す側」に立とうと思った最初のきっかけと、根っこにある想いを教えてください。

A1
私が新潟でベイブレードの大会や練習会を始めたのは、個人的にベイブレードを楽しみたかったことがきっかけです。
当時、アパートに住んでいて音が気になったことや、一人で回していても楽しさが半減することから、同じ思いをしている人と一緒にベイができる場が欲しい!と思い立って、最初に開催した練習会は私を含めて7人でした。

その後、練習会を続ける中で、参加者が20名近くまで増えた頃、これならS1大会最小催行人数の8人をクリアできるんじゃない?という話になりました。
その頃には自然と主催者として立ち回るようになっていて、生活の中でもずっと、来てくれた方にもっと楽しんでもらうための企画を考えていました。
元々そういう事が楽しくて仕方ない人間なので、思いついたことから色々やりました。

ビットをランダムに抽選して、選んだビットを使ってトーナメントをやってみたり、対戦した相手からポイントを奪い取っていって勝ち残りを賭けて戦ってみたり、参加者全員で総当たり戦をやったり…。
企画を考えること、その企画を実践すること、それが楽しくて夢中になっていました。
今もその気持ちは変わらないです。

そこで、S1大会を主催しよう、となったのですが、1人でやり切れる自信がなかったので、以前からベイブレードで繋がりを持っていた方を中心に声をかけて、運営団体を立ち上げました。
Go for BeyのMGrさんも創設メンバーの1人です。
この団体が「XTREME NIIGATA」という名前に決まり、2024年1月から発足しました。
初回のS1大会は30名でした。想定以上でした。

そこから毎月欠かさず開催していくうちに、1日の動員数は100人を超える回もあり、今まで参加いただいた方の名簿も記録があるだけで200人以上になりました。
まさか、30歳を超えてから、学生でもないタイミングで、こんなに多くの友達が増えるとは思ってもいませんでした。

ただ、ここまで続けてこられたのは、決して私一人の力ではありません。
これまで一緒に汗をかいてくれた運営メンバー一人ひとりの支えがあったからこそで、Go for Beyの3人だけでなく、他のメンバーの皆さんにも、それぞれの得意なところで本当に助けてもらってきました。

毎月続けていく中で、参加者から楽しかった、ありがとう、と伝えてくださる言葉や、回を追うごとに仲間が増えていく喜びが、今も私の原動力になっています。

皆さんへの感謝の気持ちは尽きません。

Q2|Go for Bey 3人の印象/優勝した3人へ伝えたい言葉

この質問では、きっそさんの目から見たGo for Bey 3人それぞれの役割と人柄、そして優勝した3人へ伝えたい言葉を伺いました。

印象的だったのは、3人とも強い選手である前に、XTREME NIIGATAという場を支えてきた存在として語られていたことです。
MGrさんは「新潟の強さの証」を形にしてきた人。
とんちゃんさんは大会運営の“基盤”を整えてきた人。
ウメダさんは場を動かし、人を巻き込みながら支えてきた人。
きっそさんの言葉からは、そんな3人の輪郭がとても立体的に伝わってきました。

詳しいご回答と、きっそさんが3人へ寄せたまっすぐな言葉は、Go for Bey番外編に掲載しています。
「新潟最強」の背景まで追いたい方は、こちらからご覧ください。

Q3|今後の目標(新潟の大会や活動)

きっそさんが「これから新潟で増やしたい景色」を教えてください。
大会の規模感・雰囲気・挑戦でも。今後の目標を教えてください。

A3
今後の目標についてですが、まずはこの活動を長く続けていくことが一番大事だと考えています。
ベイブレードを楽しみたい人が集まれる場所を、新潟に継続して残していくこと。
それが結果として、新しいブレーダーが参加しやすい環境を作り、コミュニティを少しずつ広げていくことにつながると思っています。

実際に毎月開催を続けていく中で、参加者同士が顔見知りになり、交流が生まれていく様子を何度も見てきました。
最初は一人で参加していた人が、気がつけば仲間が増えていたり、次の大会でもまた会いましょうという関係ができていく。
そんな機会を作り続けていきたいと考えています。

もう一つ、目標というよりは野望に近いのですが、新潟のブレーダーが真剣に、純粋に、熱くベイブレードを楽しんでいるということを、もっともっと外に向けて発信していきたいとも考えています。
そうした活動が広がっていくことで、いつかタカラトミー主催の公式イベントや、大型大会の予選大会が新潟でも開催されるようになったら嬉しいですね。
そんなことを、実はこっそりと企んでいます。

ベイブレードX体験会で来場者が対戦を体験し、レンタルベイやランチャーが並ぶ様子

Q4|これから大会を開きたい人へのアドバイス

これから大会を主催してみたい人へ、現場目線のアドバイスをお願いします。
最初にやっておいて良かったこと(準備)や、注意した方がいいこと/最初に躓きやすい点があれば教えてください。

A4
大会を開く上で一番大切だと感じているのは、安全に試合ができる環境を整えることです。
ベイブレードはどうしてもシュート動作が大きくなるため、選手自身が周囲まで気を配ることが難しい場面があります。
実際に初期の頃、観戦していた小学生がスタジアムの近くまで寄ってしまい、シュートした手が顔に当たって泣かせてしまったことがありました。
運営として安全面の配慮が足りなかったと強く反省した出来事です。

スタジアム同士の間隔をしっかり空けることや、スタジアムに近づきすぎないこと、シュートする人の背後に回らないことなど、事前にしっかり注意喚起しておくことがとても大切だと思います。

また、会場の確保の段階から準備は始まっています。
イベントの内容や音の大きさなどは包み隠さず伝え、理解を得た上で会場を借りることが重要です。
可能であれば実際にスタジアムやベイを持ち込んで様子を見てもらったり、試合動画を見てもらうのも効果的だと思います。
ここを曖昧にしたまま開催してしまうと、後から「聞いていた話と違う」と言われてしまい、継続が難しくなる可能性もあります。

運営面では、「開催することを先に決める」というのも大事なポイントだと思っています。
開催日を決めてしまうと準備の締め切りが生まれ、動きやすくなります。
告知は、できれば二週間ほど前には出しておくと参加しやすくなりますし、途中参加が可能な場合はそれも書いておくと参加のハードルが下がります。
募集人数や持ち物、会場設備、参加費の目安なども事前にしっかり伝えておくことで、参加者はイベントの規模や雰囲気をイメージしやすくなります。

さらに、最低限フリーバトルが成立する人数を確保しておくことも安心材料になります。
知り合いなどに事前に声をかけておくことで、もし新規参加が少なかったとしてもイベント自体は成立します。
集客という意味でも、直接声をかける方法はやはり強いと感じています。

大会を続けていく中で大事にしているのが、参加者の声をきちんと受け取ることです。
XTREME NIIGATAでは大会終了後にGoogleフォームでアンケートをお願いしていて、良かった点でも改善点でも構わないので一言でも意見をもらえるようにしています。
その内容は運営メンバー全員で共有し、「何を改善するか」「何を続けていくか」を毎回話し合っています。
運営側だけでは気づけないことも多く、回を重ねるごとに大会の質が少しずつ良くなっている実感があります。

さらに、大会運営という観点では、ジャッジをできる人を増やしていくこともとても重要だと思っています。
慣れている人同士だとジャッジをつけずに試合をしてしまうこともありますが、フリーバトルの時間などを使って、これまでジャッジをやったことがない人にも積極的に経験してもらうようにしています。
最初は不安な方も多いので、周りで観戦している人も第二、第三のジャッジのつもりで見守り、迷った時には助言をする形にしています。

そうしてジャッジができる人が増えていくと、同時に試合を進行できるスタジアムの数も増え、大会全体の進行もスムーズになります。
実際に私たちも最初は7人の練習会から始まり、今では90人定員の大会を毎月開催できるようになりました。

大会運営では色々な工夫がありますが、まず第一に安全であること、第二に公平に試合ができること、そして第三に会場を大切に使い、借りている時間やルールを守ること。
この三つをしっかり守ることが、長く活動を続けていくためにはとても大事だと思っています。

ベイブレードXのスタジアムを囲み、参加者がそれぞれのベイを手に集まる様子

ベイ専Hobbyの独り言

今回、きっそさんの言葉をあらためて原文で読んでいて強く感じたのは、地域の大会や練習会は、誰かが自然に用意してくれているものではない、ということでした。

遊べる場所を探す人がいる前に、まず、その場所を作る人がいる。
安全を考え、会場に説明し、声をかけ、進行を整え、終わったあとも改善を続ける。
そういう積み重ねがあって、はじめて「また来たい」と思える場が残っていくのだと思います。

これから大会を開いてみたいと思っている方、あるいは、すでに開いていて悩んでいる方にとっても、きっそさんの言葉はきっと背中を押してくれるはずです。
完璧な形から始めなくてもいい。
まずは人を集め、続け、少しずつ育てていく。
そんな土台の作り方が、このインタビューには詰まっていました。

きっそさん、このたびはご多忙の中、ここまで丁寧にお答えいただき本当にありがとうございました。
この記事が、次の「土台を作る人」のひと押しになれば、とても嬉しいです。

なお別記事では、今回の原文インタビューをもとに、きっそさんが作ってきた「新潟の土台」や、大会運営で大事にしている考え方・実務のヒントを、ベイ専Hobbyなりの視点で整理した解説記事を掲載しています。
原文のあとに読むと、きっそさんの言葉がどこで読者の背中を押しているのか、より見えやすくなるはずです。

関連リンク|XTREME NIIGATA・きっそさんの発信

XTREME NIIGATAときっそさんのステッカー、ベイブレードXキャップ、収納ケースが並ぶ様子

きっそさんのXアカウントはこちら:
右回転ブレーダーきっそ(https://x.com/kisso_XN)

XTREME NIIGATA(エクストリームニイガタ)運営Xアカウントはこちら:
XTREME NIIGATA 運営(https://x.com/XN_BeybladeX)

新潟の大会や活動が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ベイ専Hobby

◇ベイブレード|パーツ販売店✨
◇ベイブレード界の「信頼インフラ」を目指す中立パーツショップ/初心者歓迎🌀
◇ベイのカスタム提案&相談受付中
◇メルカリフォロワー1,900人/取引4,000件超の実績から生まれたECショップ
👇ECショップ・SNSはコチラ👇

ベイ専Hobbyをフォローする
選手特集
ベイ専Hobbyをフォローする
タイトルとURLをコピーしました